いつものでいいですか?で自動的に餃子とレモンサワーが
___本日は新宿パークタワー店に通われている常連の佐藤研司さんにお越しいただき、お話をうかがいます。佐藤さんの坂内歴を教えてください。
佐藤さん:オープン当初から来ていますね。2010年オープンだからもう長いね。歴代の店長さんをみんな知っていますよ。
片岡店長:お店については僕よりたぶん佐藤さんの方が詳しいですよ(笑)。
佐藤さん:ここは昔マクドナルドだったんですよ。家が近くで、そのマクドナルドの頃から足を運んでます。昔、坂内さんで生ビールが安くなるキャンペーンがあってそれにつられて来て、仲のよい店員さんもできるようになり通うようになったんですよ。親切にしてくれる人も多いんです。
佐藤さん:そうですね、一応今も週に1回くらいだね。
佐藤さん:麺が好きなんですよ。縮れ麺がいいですよね。実はうちの父が山形県の米沢出身で、それもあって喜多方ラーメンが好きなのかも。
佐藤さん:そう、レモンサワー(笑)。いつものでいいですか?っていつも店員さんが聞いてくるの。それで、うなずくと餃子とレモンサワーが出てきます。
片岡店長:佐藤さんのレモンサワーが減ったら、スタッフがおかわりをうかがいにいくというのが新宿パークタワー店の伝統なんです。
佐藤さん:そうなんだよ、だから2、3杯は飲んじゃう。
片岡店長:いつもその後に締めでラーメンを食べていただくんです。
佐藤さん:ラーメンはやはり喜多方ラーメンを頼むことが多いですね。
___新宿にはたくさん飲食店がありますが、坂内をこれだけ気に入ってくださっているのはどうしてですか?
佐藤さん:しょっちゅう来ているからお店の人とお話できて、仲良くなれているというのが大きいですね。
片岡店長:佐藤さんのことを知らない人はいないくらいですね。
佐藤さん:実はある店員さんのお子さんとうちの孫が同い年で中学校のときは同じクラスになって。運動会でお声がけいただいた、なんてこともありましたね。
___スタッフとお客様との距離の近さを感じさせるエピソードですね!
新宿で働くサラリーマンに人気も常連さんとの交流が伝統
___片岡店長は普段、スタッフ教育で何か意識されていることはあるんですか?
片岡店長:オープンから10年と、もうできあがってるお店で古株のスタッフさんがいるんです。だからその人たちが作ってきたものを踏襲しようとしていますね。ベテランが常連さんを新しいスタッフを紹介するというような伝統があるんですよ。
片岡店長:そういう流れがあるのは僕もそうですけど、歴代店長も助かってきたはず。
___新宿パークタワーという場所柄、サラリーマンのお客様も多いお店というイメージがありましたが、こういう風に常連さんとの温かい交流もあるんですね。
片岡店長:そうですね、確かに昼は回転が早い店ですが、その中でもやはり常連さんとの交流はありますね。店員一人一人が常連さんとつながっている。ラーメンはもちろん、お客さんが人に会いに来てくれるという部分もありますよね。
佐藤さん:ちょこちょこってしゃべるのがうれしいんですよ。僕はだから忙しそうな時間ズラして来るんだ。今は、特にアリウンさんと仲がいいね。
佐藤さん:よく勉強していてスゴいと思いますね。いつも一生懸命やってくれるよ。
___最後に佐藤さん、坂内さんに今後こういうことを期待しているということがあったら教えてください。
佐藤さん:例えば最初は声が小さかったスタッフの声が大きくなったなど、いい変化もよく目にします。
片岡店長:本当、佐藤さんはよく見てらっしゃるんですよ。
佐藤さん:一人で来るからさ、一生懸命見ちゃうんだよ(笑)。
片岡店長:佐藤さんと仲良くさせていただくというのが、うちの伝統ですよ!本当、佐藤さんは坂内愛が半端ないんです。
佐藤さんとお話していると、店長も驚くほどたくさんの店員さんの名前が。この店のスタッフはみんな、佐藤さんのもとで学び、卒業していく生徒のようです。やさしく店を見つめ続ける佐藤さんのようなお客さんの存在が、ここ新宿でも坂内のアットホームな雰囲気を作り出しています。