


現在は、エリアマネージャーとして直営店4店舗のマネジメントを行いながら、商品開発の役割も担っています。商品を開発する際に大切なのは、喜多方ラーメンの“味”を守ることです。スープのベースは、新商品も定番商品も同じです。ベースを活かし、新しいものを取り入れることが、商品開発の基本となっています。普段は定番商品を召し上がる常連のお客様が、新商品をご覧いただいた際に「今日はこっちを食べてみよう」と思っていただけるような魅力を持つ商品開発を心がけています。


商品開発者としてのやりがいは、何といってもお客様に「おいしい」と言っていただくことです。店舗スタッフから新商品の評判を聞いた際には、非常に嬉しく、活力になります。自分が開発した商品はどれも自信作ですが、最初につくった商品には特に思い入れがあります。現会長に厳しいご意見をいただきながら、試行錯誤し改良を重ねたラーメンが、定番商品を抑え、人気商品の2番手になった喜びは今でも忘れることができません。最初の苦労を乗り越えたことで「手作り」「出来たての味」にこだわった喜多方ラーメンの商品開発を実践し、お客様に食を通じた活力につながるように一層心がけるようになりました。

これまでのキャリアでは、どちらかというと料理をメインに経験を積んできました。料理の道を追求するならば、培った技術をさらに研鑽していくところですが、今後は経営力を身につけて「ビジネスシェフ」として成長したいと思っています。料理だけができる人はいくらでもいますが、同時に会社を経営できる人はそれほどいません。現在新店舗の立ち上げなどにも携わっているので、機会を活かして多くを学び、自己成長をはかりたいと考えています。